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グリーンコーヒーとは?海外セレブに大人気の全く新しいコーヒーの飲み方

豆知識

 

2018.09.19

グリーンコーヒーと聞くと、なんだか環境によさそうな響きですが、ただ単に、コーヒー豆を焙煎する前の生豆(きまめ)の状態のことを言います。花が咲いた後に実ったコーヒーを収穫し、真っ赤な果肉を取り除くと、エメラルド色の種が現れるので、グリーンコーヒーというのです。

これを焙煎すると、いつみ見慣れた茶色いコーヒー豆になります。ところで今、このグリーンコーヒーに注目が集まっています。その理由はダイエット。脂肪燃焼に効果があるといって、アメリカのセレブの間で話題が沸とう中だとか。

グリーンコーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールがたっぷり含まれており、焙煎の過熱により、クロロゲン酸が壊れてしまうそうです。はたして真実やいかに?グリーンコーヒーとダイエットの関係や、生豆にまつわる、あらゆる疑問にお答えします。

クロロゲン酸とは?

コーヒーと言えば、こうばしい香りとコクのある苦味が思い浮かびますよね。クロロゲン酸も、この苦味や香りをつくりだす成分のひとつ。クロロゲン酸は血糖値上昇を抑えたり、血圧改善、発がん物質の抑制、抗酸化作用、アンチエイジングなど、マルチな才能を持っています。

これらすべて、研究により効果が実証されているというから驚きですね。日本では「トクホ(特定保健用食品)」にも認められています。

焙煎とグリーンコーヒー

このクロロゲン酸は、コーヒー豆を焙煎することで約5分の1にまで減ってしまうと言われています。クロロゲン酸に限らず、グリーンコーヒーには「ファイトケミカル」と呼ばれる植物由来の化学物質が7種類も含まれていますが、やはり焙煎により壊れてしまいます。

焙煎で香りや甘味が引き立つコーヒーですが、栄養素が減ってしまうというのは残念ですね。

カフェインと焙煎の関係

目を覚ましたいときにコーヒーを飲む方も多いですよね。コーヒーにはカフェインが含まれていることで有名ですが、カフェインには熱に弱く、揮発性という性質があります。さらにロブスタ種よりもアラビカ種の方がカフェイン含有量が少ないと言われており、焙煎やドリップの熱でかなり逃げてしまうのです。

逆にグリーンコーヒーだとカフェインが多いのかというと、それもまた一概には言えません。グリーンコーヒーは焙煎していないので水分が蒸発しておらず、一杯のグリーンコーヒーに使われる生豆量から計算すると、カフェインも10%ほど低下するそうです。

しかし妊娠中や授乳中の方はお控えください。

グリーンコーヒーの飲み方

グリーンコーヒーをそのまま食べる方もいるようですが、グリーンコーヒーは石のように固く、かなり食べにくいです。やはりミルでひいて、抽出したものを飲むというのが手軽。

グリーンコーヒーから抽出する際は、いつも通りドリップでもいいですが、紅茶のように3分蒸らすのがオススメの飲み方です。なお、クロロゲン酸は180度を超えると分解されるというので、お湯で抽出してもしっかり摂取できます。

さらに効果をアップさせるには、軟水を用いると、抽出量がアップされます。

グリーンコーヒーの食べ方

グリーンコーヒーをパウダー状にして、ヨーグルトや料理に混ぜて食べる、という方法もあります。すでにパウダー状になった状態で販売されているグリーンコーヒーもあり、気軽に試すことができますね。パウダー状のグリーンコーヒーをお湯に溶いて飲む、という方法もよさそうです。

また、スプレータイプのグリーンコーヒーは、お湯や水、普段のお茶にシュッとひと吹き、というスグレもの。しかしかなり高額です…セレブに愛されているというだけありますね。

日本でのグリーンコーヒー

日本ではグリーンコーヒーの健康について、まだあまり注目されていませんが、すでに大手コーヒー各社は動きだしています。サントリーからは、浅煎り豆と深煎り豆をブレンドした特定保健用食品「ボスグリーン」、スターバックスが開発にたずさわった「スターバックスリフレッシャーズ」など。

どんな味なのかも気になりますが、今後のグリーンコーヒー市場も気になるところ。じっくり見守っていきたいですね。

生豆を入手したい!

ぜひ生豆を入手したい!という方は、ぜひコーヒー豆専門店をのぞいてみてください。お店によっては焙煎方法や挽き方のオーダーを聞いてくれるところもありますし、グリーンコーヒー人気の高まりを受けて生豆のまま販売しているお店も増えてきました。

近くに専門店がない、という方は、ネット通販などを利用しましょう。グリーンコーヒー専門店も登場しているので、豆の銘柄や産地まで細かく選ぶことができますし、ティーバッグ加工された品もあります。その代わり少し多めに、1kg単位や1カ月分などの量で販売されていることも多いようです。

グリーンコーヒーの選び方

グリーンコーヒーは焙煎がないので、添加物や無農薬のものを選びたいですね。加えて低温殺菌の豆がオススメです。グリーンコーヒーを選ぶ際は、産地を確認するのがひとつの目安になります。産地によってコーヒー豆の栽培方法は大きく異なり、また管理方法にも大きく差が出るので、参考にするといいでしょう。

グリーンコーヒーの効果

こんなにも盛り上がっているグリーンコーヒーの世界ですが、実際、グリーンコーヒーにどれほどの効果があるのでしょうか。グリーンコーヒーが盛り上がるには、ちゃんとワケがあるんです。発端は、インドで行われた臨床試験。

肥満状態にある男女にグリーンコーヒーを与えたところ、平均8kgのダイエット効果が認められたのです。ほかにも体脂肪率の減少、悪玉コレステロールの減少、血糖値の改善、といった試験結果が得られました。なお、胃腸、血流、交感神経などへの副作用は見られなかったとのこと。

グリーンコーヒーのファイトケミカル

ファイトケミカル(phytochemical)はフィトケミカルともいわれます。植物性の食品に含まれる色素、香りなどから発見された化学物質で、特に強い抗酸化作用が期待されています。ポリフェノールやカロテン、ビタミンやミネラルをはじめ、その種類はさまざま。「第7の栄養素」と言われることもあります。

カテキン

緑茶に多く含まれることで有名なカテキンも、ファイトケミカルの一種であり、ポリフェノールでもあります。「緑茶ポリフェノール」と明記される場合、多くはカテキンのこと。脂肪燃焼を促進させたり、悪玉コレステロールを低下させる作用が認められており、グリーンコーヒーにも含まれています。

食物繊維

ファイトケミカルとは違いますが、食物繊維も「第6の栄養素」と呼ばれる重要な成分。コーヒー豆という通り、生豆にも食物繊維がたっぷり含まれています。しかしグリーンコーヒーに含まれているのは不溶性食物繊維が多いので、抽出液ではなく、グリーンコーヒーを直接摂取しないとあまり意味がありません。

たんぱく質

ダイエット中にはたんぱく質が大事だとよく聞きますよね。ダイエットのため食事制限をしていると、カロリーと一緒に必要な栄養素まで制限されてしまいがちです。中でもたんぱく質が不足すると、体は今ある筋肉や皮膚、内臓、血管などのたんぱく質を分解してしまうのです。

グリーンコーヒーにはたんぱく質も豊富です。食物繊維同様、抽出液ではなく、そのまま取り入れましょう。

グリーンコーヒーはどんな味?

焙煎することで酸味が消え、苦味や香り、コクが引き出されるのが通常のコーヒーですが、グリーンコーヒーで飲むときは焙煎がないので、かなり違う味わいです。見た目や色、味も抹茶によく似ていて、パウダーグリーンコーヒーはきなこに近いようです。

豆の青臭さを感じることもありますが、アイスにすると飲みやすくなります。血糖値の上昇を抑えるには食前に飲むのがオススメ。どうしても味がニガテという場合は、はちみつやお砂糖で調整しましょう。牛乳との相性もいいですよ。

グリーンコーヒーサプリ

どうしてもグリーンコーヒーの味がムリという方には、グリーンコーヒーのサプリメントもあるようです。とはいえまだ流通量が少なく、入手困難です。サプリメントになると産地などが伏せられてしまう場合も多く、農薬や添加物の有無が見分けにくいです。

グリーンコーヒーはパウダーがオススメ!

まだまだ未開発のグリーンコーヒーですが、健康にいいのは実証済みと来れば、積極的に取り入れていきたいですね。気軽に市販品を試してみたら、ぜひ生豆を入手したいです。慣れたら産地にもこだわって、いわゆるコーヒーのように、味の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。

グリーンコーヒーの良さを最大限に味わうため、ぜひパウダーで味わいたいですね。

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