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イタリア発祥の職業バリスタとは?コーヒーマシン「バリスタ」と徹底比較!

豆知識

 

2018.11.14

バリスタ(barista)とは、イタリア発祥の職業で、エスプレッソなどのコーヒーを作る人をいいます。エスプレッソマシンさえ使えば、誰でもおいしいエスプレッソが入れられる…と思っていませんか?

おいしいエスプレッソを入れるには、いくつものポイントがありますし、プロのバリスタはマシンのお手入れも行います。エスプレッソだけでなく、カプチーノやマキアートなど、多くのメニューを熟知していなければなりません。

バリスタの目にも止まらぬ早業は、チャンピオンシップで争われるほど。その腕前を手軽に再現できるとして、家庭用コーヒーマシンにも「バリスタ」の名前がついているものがありますよね。バリスタの魅力にとことん迫ります。

バリスタとは?

イタリアでエスプレッソを提供する「バール」では、バリスタは接客のプロという位置づけ。カクテルやワインなどアルコール飲料に精通した職を「バーテンダー」というのに対し、バリスタはコーヒーだけでなく、ソフトドリンク全般に精通します。

ちなみに、コーヒーもアルコールもマスターした店員さんは「バールマン」と呼ばれるのだとか。なんとも奥の深い世界です!

バリスタが扱う飲み物

バリスタの基本中の基本はエスプレッソ。これに泡立てたミルクを加えたのがカプチーノです。カプチーノにラテアートをするのも、もちろんバリスタ。

ほかにエスプレッソとミルクを組み合わせるメニューといえば、マキアート、ラテ、モカなどが有名ですね。ミルクを泡立てるスチームの使い方や、お手入れもマスターします。

お店にもよりますが、ドリップコーヒーやサイフォン、紅茶の入れ方を覚えることも!2週間ごとに季節限定メニューを覚えなおすバリスタも、たくさんいるそうです。

バリスタの仕事はまだまだある!

バリスタと聞くと、カウンターで華やかに立ち回る姿が思い浮かびますが、ただコーヒーを入れるだけがバリスタではないのです。

コーヒーを入れるための豆選び、ブレンド、焙煎、テイスティング、接客など、一杯のコーヒーに関係するあらゆる技能・知識が、バリスタという一人の人間に詰まっています。

コーヒー豆の風味に合わせたフードメニューを考案するのも、バリスタの仕事です。

バリスタには資格が必要?

日本での民間資格や、世界機関が認定する資格はありますが、必ずしもこれらの資格を取得しなくても、バリスタになれます。

数年前まではバリスタという職業が日本で一般的でなく、海外留学して腕を磨くバリスタも多かったようですが、シアトル系チェーンの台頭や、サードウェーブの流行で、日本にもバリスタが増えました。これからも日本人バリスタは増えていくことが予想されています。

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ

テキパキとたくさんの仕事をこなすバリスタは、本当に忙しそうですが、とてもカッコイイですね!まさにカフェの「花形」。

そんなバリスタたちが、華やかな技術の数々を競う大会があるんです。それがワールド・バリスタ・チャンピオンシップ。15分間の制限時間で、エスプレッソ、カプチーノ、シグネチャー・ドリンクの3種類を4杯ずつ作ります。これを4人の審査員が評価する、というもの。

世界中からスゴ腕のバリスタが集まる中、2014年には日本人の優勝者が出ています。

シグネチャー・ドリンクとは?

シグネチャー(signature)とは「署名」という意味を持ちます。一杯のグラスに対し、一杯分のエスプレッソを使用したメニューをシグネチャー・ドリンク(ビバレッジ)といい、いわば創作エスプレッソでしょうか。

過去にチャンピオンシップで生まれたシグネチャー・ドリンクには、エスプレッソと白ブドウジュースを合わせたものや、抹茶を使ったもの、まるでパフェやケーキのようなものなど、実に個性豊かなメニューがそろい踏み。審査員も評価が大変そうですね。

なお、アルコールを使わないことがルールに定められています。

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップに出るには?

バリスタの世界最高峰を決めるワールド・バリスタ・チャンピオンシップ。大会に出場するには、参加各国で優勝する必要があります。優勝者一人だけが世界大会に出場できる仕組みとなっているのです。

日本大会で優勝するには、東京と大阪で開かれる予選を勝ち抜き、さらに東京で行われる準決勝と決勝を勝ち進まなければなりません。予選出場には参加登録料も必要。

エスプレッソマシンの使い方って?

チャンピオンシップに出場するバリスタは、12杯のエスプレッソを入れるため、焙煎されたコーヒー豆を挽く(グラインド)ところからしなければなりません。

極細挽きにした粉を、フィルターに詰める「ドーシング」ののち、表面を平らに整える「レベリング」、上から圧力を加える「タンピング」をしてから、マシンにセット。カップはあらかじめ温めておきます。これを12杯分!15分間の緊張感が想像できますね。

マシンがあればいいってもんじゃない

エスプレッソマシンを使いこなすには、細かな技術の習熟が必要です。初心者のために、すでに粉がグラインドされ、タンピング済みのパックが販売されているほどなんです。

しかし、これでは新鮮なエスプレッソを楽しむことはできません。やはり入れる直前に挽くからこそ、おいしいエスプレッソが味わえるというもの。プロのバリスタは、その日の気候に合わせて挽き方を変えることもあるそうです。

エスプレッソの味を決めるポイント

エスプレッソマシンを使いこなすには、どんなポイントに気を付けたらいいのか、調べてみました。エスプレッソマシンをお持ちの方は、参考にしてみてくださいね。持っていない方は、よく見てから購入を検討されることをオススメします。

温度

お湯の温度が高い方が、コーヒーの成分が抽出されやすくなり、濃厚なエスプレッソになります。しかし渋味や雑味が出たり、苦味が強くなることもあります。

また、豆を冷蔵・冷凍保存していた場合は、常温に戻してから使う必要があります。カップを温めておくのも大事です。

メッシュ(粒度)

ようは豆の挽き方のこと。気候やお湯の温度、お湯の量、粉の量などに合わせて、挽き方を変える必要があります。また、お湯の量や粉の量を調整することもありますね。

狙いどおりに豆を挽くには、ミル(グラインダー)のお手入れも重要。古い粉が残っていると、味や抽出に影響が出ます。

抽出時間

エスプレッソの抽出時間は20~30秒がベスト。タンピングやメッシュで強弱をつけることができ、短時間になるほどアッサリと、長時間になるほど濃厚なエスプレッソになります。

コーヒーメーカー「バリスタ」

バリスタのワザを家庭でも手軽に楽しむために、そのまま「バリスタ」と名付けられたコーヒーメーカーがありますね。ネスレ日本のバリスタは、インスタントコーヒーでエスプレッソを入れられるマシンです。

インスタントコーヒーとは思えないほど、本格的なクレマが浮かぶエスプレッソが楽しめるほか、同じくインスタントクリーマーの「ネスレブライト」を使用すれば、カプチーノなどのメニューも再現できます。

バリスタの技術を手軽に楽しめるネスレのバリスタ

ネスレのバリスタは、コーヒー豆ではなく、インスタントコーヒーからエスプレッソを再現するという、世界初の画期的なシステム。いっぽう、カプセルをセットして、コーヒーだけでなく多彩なメニューに対応する「ドルチェグスト」というマシンもありますね。

いずれも最大15気圧の抽出圧力を出すことが可能で、これは一般的なエスプレッソマシンと同程度の圧力。お掃除などのお手入れもカンタンで、ウォーターサーバーとセットになったマシンも流通することが決まっています。

ネスレのバリスタを試すには?

現在、ネスレのバリスタを試す方法は2通りあります。マシンを購入するか、レンタルするかのいずれか。本体の価格は安めに設定されており、エスプレッソマシンに比べれば天地ほどの差があります。

どんどん改良されて次々に新製品が登場するので、レンタルにこだわる方も多いようです。また、ネスレのバリスタを使用するには、専用のコーヒーカートリッジを購入する必要があります。

バリスタはコーヒーのプロ

いくら多彩とはいえ、ネスレのバリスタでは対応しているメニューに限界があります。しかしネスレのバリスタは手軽さが最大の魅力です。本物のバリスタに会いたくなったら、家を飛び出して!

プロのバリスタであれば、ごまんとあるコーヒー豆の種類から、知識と経験をいかして、常に最適のメニューを提供してくれるでしょう。

もちろん、自らバリスタ道を極める、という手もありますよ。

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