ABOUT COFFEE

ranking

コーヒーを飲み過ぎるとどうなる?健康・美容に効果的な適量とは?

豆知識

 

2018.11.22

コーヒーは昔から原産地周辺や、アラブ諸国で薬効が利用されてきましたが、しかし飲み過ぎるとよくない、という話もあります。コーヒーの成分で一番よく耳にするのはカフェインではないでしょうか。ほかにクロロゲン酸というポリフェノールや、オリゴ糖を含んでいるほか、香りによるリラックス効果や、肝機能を向上させる効果もあるんだとか。

毎日3~4杯のコーヒーを飲む人は病死リスクが減少する、という研究報告がある一方、一日5杯以上のコーヒーを飲むと、死亡リスクが高まる、という報告が。国立がん研究センターによる研究報告なので、その信ぴょう性は高いのではないでしょうか。

健康や美容に悪影響を及ぼさないよう、上手に飲みたいものですね。ここでは、コーヒーを飲み過ぎないよう、上手に生活に取り入れる方法をご紹介します。

1日に5杯以上は飲み過ぎ?

コーヒーを飲み過ぎて眠れなくなったことはありませんか?1日5杯以上のコーヒーは体に毒となりうる可能性が指摘されていますが、なんにせよ飲み過ぎはよくない、ということですね。

では1日4杯までならいいのかというと、必ずしもそうとは言い切れません。人によってカフェインに耐性があったり、胃腸の弱い人、強い人がいますよね。自分にとっての適量内におさめるのが重要なのです。

コーヒーとカフェイン

一般に、ドリップコーヒー140mlには60~90mgのカフェインが含まれているといわれます。水出しだとカフェインが少なく、焙煎が深煎りになるほどカフェインは揮発します。

また、缶コーヒーやインスタントコーヒーは、ドリップよりカフェインが少ないと思われがちですが、缶コーヒーによく使われるロブスタ種は、アラビカ種よりもカフェインが多く、実際のところ、ドリップとさほど差はありません。

また、エスプレッソはカフェインが多いと誤解されがちですが、一杯の量も少なく、短時間で一気に抽出することから、カフェインの抽出量は意外にも少ないのです。

カフェインを取り過ぎると?

カフェインには、覚醒作用や興奮、解熱鎮痛、利尿作用、血中の脂肪酸濃度を高める作用、胃の消化を助ける作用、脂肪分解酵素を活性化させる作用、集中力を高める作用などがあります。死亡リスクを下げるというのも納得です。

しかし、これほど強い作用があるということは、コーヒーを飲み過ぎると逆に毒になるのも、カンタンに想像できるのではないでしょうか。覚醒しすぎて眠れなくなったり、興奮しすぎて心臓に負担をかけたり。気になる方は、カフェインレスコーヒーを試してみるのもいいですよ。

利尿作用とむくみ

カフェインには利尿作用があります。コーヒーを飲み過ぎると利尿作用が働きすぎて、体に必要なビタミンやミネラルを一緒に排出してしまいます。ビタミンやミネラルが不足すると、肌や身体へ悪影響が出やすくなるほか、むくみの一因になることもあります。

カルシウムが排出されて慢性的に不足していると、骨粗しょう症につながります。いつもブラックでなく、カフェオレで楽しむのも一つの方法ですね。

コーヒーを飲み過ぎると太る?

コーヒーを飲み過ぎることで太ると思っている方もいるようです。その原因として考えられるのは、大量の砂糖。缶コーヒーやカフェのアレンジコーヒーには、信じられないほどの砂糖が入っており、驚くほど高カロリーなことがあります。

利尿作用が働きすぎてビタミンやミネラルが排出され、代謝の悪い状態になってしまうのも、よくないですね。カフェインには脂肪分解を促進する作用もありますので、適量をとれば、ダイエットにも効果バツグン。上手に生活に取り入れてくださいね。

カフェインを取ってはいけない人

健康によい効果のたくさんあるカフェインですが、体質的にカフェインを取ってはいけない人もいます。たとえば、うつ病にかかっていない人がコーヒーを飲むと、うつ病のリスクは減少すると言われていますが、うつ病の人がコーヒーを飲むと症状が悪化する可能性があります。

ほかにも不整脈のある方やパニック障害の方、カフェイン中毒の症状が出たことのある方も注意が必要です。一般に、男性よりも女性の方がカフェインに敏感と言われており、また言うまでもなく、妊娠中の方は控えめにしてください。一日一杯であれば問題ありませんが、念のためデカフェをおすすめします。

急性カフェイン中毒

つい最近、日本でも急性カフェイン中毒による死亡例がありましたが、カフェインを短時間に大量に摂取すると、急性カフェイン中毒を発症します。具体的にドリップコーヒーでいうと、2~3時間に10杯以上。いくらコーヒーが大好きな人でもなかなか難しい量です。

エナジードリンクをよく飲む方は、注意したほうがよいそうです。

コーヒーとクロロゲン酸

クロロゲン酸とは、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種。近年ではフィトケミカルと呼ばれることもあります。特に生豆の状態に多く含まれているので、生豆から水出しする「グリーンコーヒー」がアメリカのセレブの間で流行しているとか。クロロゲン酸は焙煎や熱で損なわれてしまうので、浅煎り焙煎や水出し抽出で摂取するのがオススメです。

クロロゲン酸を取り過ぎると?

クロロゲン酸には、血糖値を下げる効果、胃酸分泌を促進する作用、抗酸化作用、抗菌消炎能力、美白・整肌作用があります。したがって、クロロゲン酸を取り過ぎると胃が荒れると指摘されています。

胃が荒れるのを抑えるには、ミルクを入れたり、空腹時は避けるのがベスト。砂糖を入れるのは逆効果で、さらに胃に負担をかけることになってしまいます。なお、クロロゲン酸はカフェインレスコーヒーにも含まれていますので、ご注意ください。

クロロゲン酸と低血糖?

クロロゲン酸には血糖値を下げる効果があり、II型糖尿病の発症リスクを下げる効果が認められています。そのため「クロロゲン酸が低血糖を引き起こす」と言われることがあります。

しかしこの仮定にはまだ裏付けがなく、低血糖の症状(めまい、頭痛など)が、貧血の症状と誤解されている可能性も指摘されています。コーヒーにはタンニンというポリフェノールの一種が含まれており、タンニンは鉄分の吸収を妨げることがわかっています。

コーヒーと冷え性

コーヒーは体を冷やす、と言われることがありますが、実はコーヒーに入っている砂糖が原因。砂糖は血糖値を急激に上昇させ、その後体温を下げながら血糖値が下がります。もともとクロロゲン酸が豊富なコーヒーは、血糖値を下げやすい飲み物です。ブラックかミルクで飲むのがいいですね。

コーヒーとタンニン

緑茶、番茶、ワインなどに多く含まれているタンニンは、渋みや色のもとにもなっています。酸化を防ぐ作用や防腐作用があり、日本でも古くから薬用されてきました。

茶葉に含まれるタンニンは「カテキン」という名でもよく知られていますが、体内で鉄分と結合し、吸収されにくくなってしまうのだとか。コーヒーにもタンニンが含まれているので、食事の直後に大量に飲むのは控えましょう。

コーヒー豆マンノオリゴ糖(コーヒーオリゴ糖)

2005年、ドリップコーヒーを入れた後のカスから、オリゴ糖が発見されました。コーヒーオリゴ糖には整腸作用や体脂肪低減作用、抗アレルギー作用が認められています。もちろんコーヒーとの相性は抜群。

トクホの缶コーヒーなどに利用されていますが、もちろん、飲み過ぎるとおなかを壊す可能性も。コーヒーオリゴ糖はコーヒーカスに多量に含まれていますが、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーの中にも、もちろん含まれています。

コーヒーとニオイ

コーヒーの香りにはリラックス効果がありますが、コーヒーを飲むと口臭が気になる人も多いのでは?コーヒーを飲むと、カフェインの利尿作用で口の中が渇きやすくなり、口の中の細菌が増えやすくなります。砂糖やミルクも細菌のエサになりやすいのだとか。口をすすいだり、水分補給することで口臭対策になります。

もしコーヒーを飲み過ぎたら?

コーヒーは飲み過ぎると体に毒だということがわかりました。しかしそれでも、うっかり飲み過ぎてしまうこともあるのでは?コーヒーを飲み過ぎると、肉体的・精神的に過労の状態に近くなりますので、栄養を取って休養するのが一番。とはいえ、コーヒーを飲み過ぎているのですから、眠るのは難しいでしょう。まずはしっかり水分補給をしてください。

適量のコーヒーを楽しもう!

毎日適量を飲んでいれば、楽しい毎日を送れるだけでなく、健康や美容にもいいことがたくさんあるなんて、コーヒーはとても素晴らしい飲み物ですね。5杯以上のコーヒーは飲み過ぎという報告もありますが、適量は人それぞれ。自分の体と相談しながら、楽しく味わうのがよさそうです。

RECOMMENDこの記事もオススメ